フライ

ボルケーノのフライのレビュー・感想・評価

ボルケーノ(1997年製作の映画)
3.8
ロスアンゼルスのど真ん中で噴火すると言う突拍子も無い内容だが、発想の面白さと緊迫感でかなり楽しめた。
トミー・リー・ジョーンズの若々しい姿は懐かしいが、彼のリーダーとしての雰囲気は最高なだけに見ていて気持ち良かった。
本作製作時の自然災害を扱った作品は多かったが、苦肉の策とも思える都市のど真ん中で噴火させるB級発想ながらも、当時最高の技術とキャストで展開しているのでかなり面白い。序盤の噴火の前触れから中盤の噴火、終盤の予想外な被害などパニック映画としての面白さは然る事ながらも、家族との愛や、人種差別まで盛り込む内容は更に作品を盛り上げていた。当然一番の面白さは都市ならではの噴火の怖さを色々な視点で繰り広げられる展開の素晴らしさは緊張の連続でとても楽しむことが出来た。この手の作品特有のイライラ感も多分にあるが、それが盛り上がりでもあるので許せる範囲として感動も出来た。
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