TS

會議は踊る/会議は踊るのTSのレビュー・感想・評価

會議は踊る/会議は踊る(1931年製作の映画)
3.2
短文感想 72点
この作品を手に取る大半の方は、このタイトルの後にくる決まり文句を知ってると思われます。言わずもがな、19世紀初頭のウィーン会議を皮肉った言葉、「会議は踊る。されど進まず」から来ています。ナポレオン戦争の後のヨーロッパの戦後処理をするということで、各国のお偉いさんが集まるウィーン会議が開かれますが、これまたのんびりとやっておられる。どこまで本当かはわかりませんが、重要な決定をしなく、毎晩飲んでは踊ってという状況だったそうな。今作は、その原因にもなったロシア皇帝アレクサンドル2世とウィーンの娘に焦点をあてた映画です。歌と踊りが多いのでミュージカル映画の要素があり、見ていて楽しいですが、もっと歴史的、政治的要素を入れてほしかったですね。それでもメッテルニヒの盗聴とかは面白かったです。
TS

TS