自分に素直になって、
人生の快楽は性だけじゃないさ
〜〜〜
あぁ、なんて可愛い映画なんでしょう。
突然未亡人となったミミは、
夫が隠していた一つの館を見つけてしまい、そこで、夫の隠された性癖も知ってしまう。
それからミミが
復讐心と負けん気と
ちょっぴりの好奇心で、
自らの性癖を開発していく話。
筋書きとは真逆で、直接的な性描写はほとんどなくて。
それよりも、
シーン毎に変わるミミ役のカトリーヌの衣装。
甘くポップでほんのり気だるい音楽。
そして、カトリーヌの
間の抜けて、マイペースで
キュートなダイアログ。
とんちんかんな妄想。
可愛らしさがほとばしっている。
性欲男も勿論寄ってきたって、
なんてことない。
すましちゃう。
とはいっても
しっかり勉強、したり(笑)
本当の本当の性癖は意外とエロスからは程遠くて、
なんだかんだで少女と変わらないじゃんか。
恥ずかしがりながらもそれを曝け出す彼女と、
あたたかく受け止めるボーイフレンド。
まだすこし肌寒い春先にピッタシの
まったりした愛の映画だった。