未来の地球が舞台、人類による環境破壊の影響により地球は崩壊の危機にあった
そこで人類は謎の宇宙生命体2772の捕獲を試み、その力を利用することで危機を乗り越えようとしていた
そんな時代に生まれた試験管ベビーのゴドーは宇宙ハンターとなり、地球を救うため2772(火の鳥)の捕獲に挑むことになる、、、
気分転換に珍しくアニメ映画のレビュー
漫画の火の鳥はすごい好きなんですが、この映画の火の鳥は正直あんまり
とはいえ神様手塚治虫自ら総監督なるポジションで関わっている作品なので、、、こんなの火の鳥じゃない！とかとても言えないですよねー
たぶんだけどアニメってことで漫画版よりもさらに子供向けに、娯楽要素を多く取り入れてるところなんかが違和感あるのかも
なんかディズニーっぽい、アメリカのアニメっぽさなんかも手塚治虫らしいんだけど、なんか火の鳥のイメージじゃないんですよね
そもそも2772とは何ですか？2772年のお話ってことなのかな？
年代だとするとこのあと未来編に続くのかな、結局生き延びた人類は変わらなかったみたいな
基本ストーリーは未来を舞台にしてるのもあって、ロックが出て来たり、地球の環境がやばかったりと漫画の未来編とかなり近いと思う
でも未来編の主人公マサトとは違ってラストに選択肢があって、違った選択をする点なんかが興味深いところか
これはこれで深いんだろうけど、、、あの何万何億年と一人ぼっちで生き続けるインパクト、ナメクジたちの進化と滅亡のインパクトに比べちゃうとなんかなぁなラストにも思える
漫画では火の鳥の血を欲する者も多いんだけど、マサトとか牧村、八百比丘尼の永遠の苦しみを見ちゃうと考えちゃうもん
あとは、、、ブラックジャックとかヒゲオヤジなんかのお馴染みのキャラクターも出て来るんだけど、あまり良さが出てない、正直いらないw
個人的に良かったのは再会したレナの変わりよう、手塚治虫らしくて好き、あんなにラブラブだったのに人って変わるのよねー
そしてロボットのオルガ、高性能過ぎないっすか？w 育児ロボットにあんな機能いらないでしょw
あんなロボットが存在するなら人間が劣悪な環境で強制労働する必要あるのかと、刑罰の意味もあるんだろうけど非効率だと思う
まとめ！
手塚治虫の漫画はかなり読んでいるんですが、アニメってなるとほとんど見たことない
やっぱりアニメ化すると雰囲気違うなーって思う、なんか別物感、子供向け感が強すぎるかなと
子供向けだとしてもジブリとかクレヨンしんちゃんとかドラえもんみたいな、そんな感じのもっと大人にも響く内容を期待したかったですねー
