ジェームズ・カーン追悼で観る
乗船寄港で上陸した海軍兵ジョン
と彼が立ち寄ったバーで知り合っ
た女性マギーの物語
マギーは黒人との間の子ダグと
二人暮らしも職にも就かずに水兵
相手の売春で生計立ててる
ジョンもその一人のはずがです
ジョンがひたすら優しい
こんなに優しい男いるのかというぐらい
優しいのでハッピーかアンハッピーか
ギリギリの所も優しい空気感漂う
逞しくて優しい父親を求めてるよう。
マギーは可哀想な面もあるけどまぁクズ
な女でジョンが彼女にどこに惹かれたの
かもダグの存在がとても大きく劇中も
マギーよりダグとのエピソードが多く
語られジョンとダグの物語に寄ってる。
二人で強い父親ジョン・ウェインの映画
観に行くのが象徴的かも
７０年代初期のベトナム泥沼時代でかつ
ての強いアメリカのシンボルでもあった
と想像出来るタフな父親を求めてるのか
なとも思いましたね
とても良い映画だけど男が思うところの
理想の父親像作るのに拘り過ぎて結果的
にマギーをとことん無理矢理ダメ女にし
てるかな～にこのご時世には見えてしま
うのがやや違和感アリでした
でも良い映画ではあります
ほぼセーラー服のカーンは逞しくて優し
い理想の父親にハマってる
「ゴッドファーザー」別格として「熱い
賭け」がとても良かったのでまた観たい。
ずっと観たかった本作も劣らずでした
余談
マギー役のマーシャ・メイソン代表作の
「グッバイガール」と設定がイロイロ似
てるのでこれをヒントに書かれたのかも
セーラー服繋がりでニコルソン「さらば
冬のかもめ」思い浮かべるけど原作者
同じでした。もう一本「３０年後の同窓
会」も同じで三部作ということで
どれも良いです
