実験的で、2002年の作品なんだけど、新しさを感じる。
そして、中居正広の「決して本性は、奥底は見せないあの感じ」は2017年現在でも続いてるような、そういう意味で適役だったと思う。あと、マスコミの映し方等非常に良くて、マスコミの無責任さと都合の良さの見せ方はとても良かった。
ただ、「模倣犯」たる部分が非常に薄かった…
賛否で言うと、否が多かったラストも、あんなに死をドラマチックに、ファンタジーに(リアリティの対義語として)用いるのは一つの発明だったと思う。
でも、事件の謎解きの導き方、動機、人物描写が中途半端になってしまっていた、と思う。