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アギーレ/神の怒りのmoronのレビュー・感想・評価

アギーレ/神の怒り(1972年製作の映画)
3.5
終始変な気分で観ていた。ドイツ語を振るいまくるスペイン分遣隊(これで面白がっている僕がたいそうよくないのはわかっている)は見るからに危険で不快そうな森や水際で帝政ごっこをしているが、当人たちは大マジだし隊員も先住民もバタバタと死んでいっているので、脳みそが目の前の情報をギャグコメディの引き出しに入れようか迷い続けていた。

己が神の怒りになることで自分たちが自壊していくという(どこか馴染みのある)ストーリーの終盤で、神話をなぞるために自分の娘を連れてきたのだと告げられるのを聞いて、安心してこの作品をギャグコメディの引き出しに投げ入れた。
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