【そこに愛はあるんか】
お金も科学も使い方次第。
そして気持ち次第。
善も悪もない。
科学の力でペットを蘇らせることを可能にした少年ヴィクター。
それをマネてクラスメイト達も次々と動物達を蘇らせるが——。
愛がなければモンスターになってしまう。
…ンだけど、翼の生えたおヒゲちゃん(猫)のカッケーことカッケーこと。
しかもストップモーションアニメだからCGじゃない!
モンスター愛溢れるティム・バートンだからこそのバランスがいい!
子供達が生み出した異形の生物達にも愛を向ける。
あくまで監督個人の愛の目線を。
ただ、逆にここが個人的にティム・バートンと合わない時がある所なんだなとも思った。
例えばある少年が実験のために熱帯魚の死骸を買うシーン。
もし自分だったら普通に生きている熱帯魚を買って、蘇らせるシーンに移っていくだろうな。
たぶん[死んだ熱帯魚]より[蘇らせるという行為をする人間]に関心があるから。
何気ないシーンだけど、愛の対象の違いを感じたシーンでした。
なんかこうして書くと動物殺しの自分はサイコみたいだけど、そこに善悪はないはず。たぶん。