幕のリア

朱花(はねづ)の月の幕のリアのレビュー・感想・評価

朱花(はねづ)の月(2011年製作の映画)
3.0
国立アーカイブ
映画監督 河瀨直美 特集
トークイベント付上映

上演前に、河瀬直美監督と主演の大島葉子さんのトーク。
関西人同士のバイブスに癒されるも、まったりしつつもピシッとした凛とした姿は流石。

トークで、藤原京や古代染色の話が出てきたので、俄然興味のある題材にワクワクして臨んだ。

しかーし。
中盤からは男に対する余りに冷淡な視線にグッタリ。
いや、この作品のテーマは、次の時代に繋がる命。
未だ全容の一割も発掘が進まぬ藤原京。
アルバムに映る若くして亡くなったおじいちゃんの恋物語や絶望。
どんな物語や感情が過去にあったのかはともかく、時は移るが次の世代にバトンを渡した多くの人々がいた。
歴史は繰り返す。
特別と平凡もない均さ。

特別出演の樹木希林は当然として、麿赤兒も当然として、のりおがめちゃくちゃ良かった^ ^
出来れば、歴史や伝統工芸に、よりスポットを当てた物語を見たかったのは確か。

〜〜

今日の一曲

フラワールームより愛をこめて
/西川のりおとフラワーダンシングチーム

https://m.youtube.com/watch?v=BFwkPxDy2pQ

当時のお笑いて、マイケルホイの影響色濃いなと改めて思う。

2020劇場鑑賞3本目
幕のリア

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