乙郎さん

マンディンゴの乙郎さんのレビュー・感想・評価

マンディンゴ(1975年製作の映画)
4.0
まず主人公のハモンドという矛盾や清濁を内包した男を描きだした時点でこの映画は素晴らしい。奴隷制度下の社会を描いているが、殊更にそのおかしさを描きだすのではなく、むしろそのメンタリティが社会全体にしみわたっているが故の不気味さが出てきている。そんな中でハモンドの特殊な考え方をどうとらえるか、非常に宿題の多い映画だと感じた。
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