なち

[リミット]のなちのレビュー・感想・評価

[リミット](2010年製作の映画)
3.4
目が覚めたら棺の中に閉じ込められてたライアン・レイノルズのお話。
仕事でイラクにいてトラックで荷物を運搬中に現地の武装集団に襲われて、気づいたら棺の中にいたらしい。

相手の要求は“金”

ライアン・レイノルズの鬼気迫る演技が素晴らしい。というか多才なライアン・レイノルズだからこそ主演を務められたのではないかと思う。
まあところどころ暗くて見づらい場面も多いんだが、リアルさが伝わって良かった。

だがワンシチュエーションものとしてはちょっと展開がぬるい気がする。
展開としては会社からの通知が1番アツい。がそれ以外はいまいち。
なんていうか「ビデオを送れ」って要求がダサいんだよなぁ。

オチに関しては何とも言えない。
エンドクレジットの音楽が陽気な感じも正直何とも言えない。

この作品は「映画を見た」というより「現実を見た」って感じがする。
果たしてこの作品を面白いととるか、いまいち腑に落ちないととるのか、たぶんその人の感性に委ねられてるんだろうな。
個人的にはちょっと好きです。
なち

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