Takaomi

ドライヴのTakaomiのレビュー・感想・評価

ドライヴ(2011年製作の映画)
2.0
情景描写が足りないところが多い。
たまたま隣人で、一目惚れして好きになっただけで刑務所に入っていた彼女の身内を助けるということは普通はできないし考えられない。

初めは彼女に対して一目惚れして好きという感情だけだったが、時がたつと好きという感情が愛するという感情に変わっていくのは、理解できるが時間の描写があまりにも少ない。

一体どこで好きという感情が愛するという感情に変わったのか、彼女の大切な人をなぜ守ろうと思ったか、そういう彼の心理描写をもっと繊細に表現して欲しかった。

また、グロテスクなシーンが多いのも気になった。
彼の過去の生い立ちの描写があれば彼の心の闇がわかるので良いが、ただの猟奇的で歪んだ恋愛感情は必要性を感じられない。

ドライヴという名前だけあってカーチェイスが多いと思いきやそうでもない。
もう少しそういったシーンも欲しかった。

ゴズリングが好きなひとは観ても損はないかな。
Takaomi

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