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ドライヴのEBIFLYのレビュー・感想・評価

ドライヴ(2011年製作の映画)
3.7
ーーあらすじーー

寡黙な男、ドライバー(ライアンゴズリング)は昼は整備士とカースタントのアルバイト。

夜は犯罪組織を逃す闇のドライバー。

彼の仕事はいつも完璧で冷静だ。

「5分は必ず依頼人を待つ。しかし5分で戻らなければ姿を消す」



そんな彼がアイリーン(キャリーマリガン)と出会い、恋をする。

二人は惹かれ合う。

しかしアイリーンには服役中の夫スタンダードがいて、その恋は決して叶えてはならない禁断の恋だった。


服役中の夫が帰ってくるのだが…。

数日後、地下駐車場で血だらけで発見される。

どうやら、服役中に問題を起こし、家族を盾に犯罪へ加担するよう脅迫されていた。

ドライバーに協力を求める。

ドライバーは恋した女性とその息子ペニッシオのために

危険な闇のドライブへのハンドルを握ることにする。

5分。時計の針が刻一刻と時を刻む。

スタンダードが見えた!

車内に緊張が走る。


しかし……。

寡黙な男の人生がここから突然狂い始める。

男は愛する者を守るため、隠した毒針を逆立ててまるで獲物を捕食するサソリのように、犯罪に手を染めてゆくのだった。

☆感想☆

多くの方が書かれていたようにエレベーターのシーンは素晴らしい。

狂気に満ちてしまった男の一瞬の幸福。やっと手に入れた宝物。

しかし背中には毒針を隠し立てて。

この瞬間の美しさと、これから失われてゆく残酷な結末が絶妙に混じり合う。

このワンシーンだけでも1時間40分の価値あり!と言った印象。

個人的にはロバートデニーロのタクシードライバーを思い起こさせた作品でした。

彼ほど猟奇的でサイコではなくとも、ライアンの中に眠る猟奇な部分は少し似ていたかな。

キャリーマリガン演じるアイリーンの存在感もすごく良かった。

彼女以外ではこの画はなかったかなぁというほどでした。あと、なによりかわいい。。笑

もしまだ観てない方は「サソリとカエル」の寓話を調べてから観ると、よりこの映画の細やかな演出が分かりやすいかと思います。
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