ジャンは人間では考えられないほどの嗅覚を生まれながらに授かった。
彼はある日、街で出会った娘から放たれる人生で嗅いだことのない「ある香り」に出会い彼は自分の生きる意味を見出した。
それは究極の香水を作ること。
ジャンは町の廃れた香水屋で香りの保存方法を学ぶことした。
「あの究極の香りを保存したい」
しかし自分の理想とする香りの保存方法は学べず、彼はまた人生の路頭に迷う。
しかし師が教えてくれた香水発祥の地なら理想の方法が学べると聞き、彼は町を出ることにした。
この町で行われていたのは動物の油を使い、油に香りを染み込ませて保存するという方法。
彼はついに究極の香りの保存方法を見つけ出す。
香りは13でできている。トップノート、ミドルノート、ラストノート。
特に13番目の香りは究極でなくてはならない。
彼は次々と美しい少女を殺害し、究極の香りを作り出そうとする。
それはまるで、美しい花を摘み取るかのように。
そしてある日、町で見かけた一際は美しい美少女。
彼女こそラストにふさわしい。
ジャンは彼女を追うも、なかなか手に入れることができないでいた。
果たして13番目の香りはジャンの手に渡ってしまうのか。
この美少女の運命は。
そしてこの悲しき殺人者は、究極の香りの先になにを見るのか。
衝撃のラストシーン。
香りに閉じ込められた猟奇的な究極の愛を目の当たりにしてほしい。