【ユニークなゾンビたち】72点
ーーーーーーーーーーーーー
監督:ダン・オバノン
製作国:アメリカ
ジャンル:ホラー・コメディ
収録時間:91分
ーーーーーーーーーーーーー
普通に面白かったです。オバタリアンというジョーク語句もここから来ている模様笑 ゾンビ映画なのですが、終始おふざけている感じが凄く、本来こういう作風はあまり好みではないのですが、『デモンズ』みたいに割とぶっ飛んでる展開だったので好意的に捉えられました。
とある科学資料室に置かれていたタンク。軍が落としたものであり最高機密であったのだが、ある日誤ってそのタンクを開けてしまう。。
一応『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』の間接的な続編となっており、あの作品で起きたことは事実として捉えられています。謎のタンクからは奇妙なガスが放出され、実はそれは死者を蘇生させる恐ろしいガスだったのです。元々そのタンクの中にはタールマンという死者が埋め込まれており、タールマンは暴れ出すし、近くの墓に眠っていた死者たちがゾンビとなり百人近く蘇ってパニックになってしまいます。
彼らは生者の脳みそを喰らうことで痛みを和らげることが可能のようでして、そのためにはわずかに残る知識を振り絞り、警察を騙したりします。ゾンビというモンスターで考えるならば、今作に出てくるゾンビはかなり高度な知恵を持っています。おまけに全速力で走ることもできますし、生者に成り切ることも可能ですから途轍もない。完全に詰んでる生者側ですが、最初に貼っていた伏線が彼らに生き残る可能性を与えてくれます。
ユニークなゾンビもでてきますし、無駄にグロテスクで、その割に音楽もロックでアップテンポなので笑えてしまう。サクッとゾンビ映画を見たい方にオススメです。
