SatoEmiko

家路のSatoEmikoのレビュー・感想・評価

家路(2001年製作の映画)
3.6
長いようで、あっという間の人生を流れる逆らうことのできない時間。気がつけばもう人生の終わりに近づいている年老いた俳優。舞台の公演中、突然の事故で家族を失ってしまう。それでも止むことく淡々と進む時…非情な時の流れに追い立てられ、肩をすぼめて我が家に帰っていく彼の姿が切ない。
印象的なシーンが多く、主人公の築いてきた人生を思わせる彼の「癖」の長回しに不思議な温かさのある哀愁が漂う。
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