ベビーパウダー山崎

花と竜のベビーパウダー山崎のレビュー・感想・評価

花と竜(1962年製作の映画)
2.5
仁義の世界にいまいち不釣り合いな石原裕次郎の肉体。ぽにょぽにょしている。迫力というか佇まいというか、ギラギラした裏社会を生き延びるほどの説得力がない。どれだけ斬られて刺されても不死身な終盤、病室の低い窓から飛び降りるラストは悪くないような気がした(そこには映画があった)。脇の岩崎加根子には流れ者の凄みがあって、よっぽどヤクザの目つきをしていた。浅丘ルリ子が日本のベティ・ブープみたいでCUTE。