やまひろ

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序のやまひろのレビュー・感想・評価

3.5
『逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ!-やります 僕が乗ります!』

2007年公開、日本のアニメーション映画
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の1作品目

庵野秀明監督


95年のTVシリーズ「新世紀エヴァンゲリオン」を新たな設定とストーリーで「リビルド(再構築)」した作品
タイトルの『序』は、雅楽の用語「序破急」に由来する。

さて、私はエヴァのどんずばの世代である。
TVシリーズが放送されていた当時、私は小学6年生ごろだったかな。主人公たちに年齢が近いことや、今までのロボットアニメとは一線を画すエヴァの造形、謎の多い展開など、とても印象深く残っている。

TVシリーズが「ありがとう」と意味不明な最終回をし、映画を見ても意味が分からず、当時私は困惑していた。
漫画版を追いかけて、微妙にTV版と違う内容にも困惑。

10年以上たった2007年に新たなヱヴァがスタートして、楽しみで心が躍ったものだ。


前置き長いが
今作はヱヴァを知っている人も知らない人も、観やすい内容だと思う。

どこかで聞いたセリフや音楽をバックに、エヴァンゲリオンに乗って使徒と戦う主人公シンジ君
謎めいた少女の綾波レイ

2人を軸に「序」では三体の使徒と戦うことになる
第4使徒、第5使徒、第6使徒(TV版は名前があったが、新劇場版では番号のみ)
※第2使徒だけは「リリス」と名前が明かされているから名前がないわけではないのかな

TVシリーズや漫画版とも微妙に違った内容が所々にあったが、そこまで気にはならなかった。
リメイク作品と言われても違和感ない内容だ。

この「序」では大きな疑問や謎というよりは、次はどうなっていくのか?
という期待と楽しみが中心となる終わり方だったと思う。


ラストで登場する渚カヲル
月面で目覚め、棺の数と番号がいかにも重要な伏線だと感じる。。。


宇多田ヒカルの主題歌「Beautiful World」
とてもヱヴァに合ってて、心地よく観終わることができた。

「破」へ続く
やまひろ

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