やまひろ

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破のやまひろのレビュー・感想・評価

3.9
『父さん。僕は、エヴァンゲリオン初号機パイロット、碇シンジです!!』

2009年公開、日本のアニメーション映画
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の2作品目

庵野秀明監督

わずか2年で2作品目の「破」が完成、もちろん公開初日に観に行った。
前作「序」では微妙にTV版とは違う場面や設定などもあったが、そこまで気になるほどの違いはなかったように感じていた。

しかしこの「破」では、TV版(旧作)とは大きく違った展開をしていくことになる。

今作では、真希波・マリ・イラストリアス、式波・アスカ・ラングレー、加持リョウジが初登場。これでほぼ主要キャラが揃ったことになる。
新キャラのマリ(漫画版で登場)、アスカの名前が変わっている以外は、特に気にはならない。

中盤でシンジ、レイ、アスカの3人の人間模様が描かれ、レイの(ユイとしての)心情の変化がとても印象的

しかし、エヴァ第3号機の起動実験にアスカが搭乗するあたりから我々の知っているエヴァとは大きく変わっていくのである。
※トウジがハズレを呟いた場面からか

今作には第3使徒、第8使徒、第9使徒、第10使徒の4体が登場
その全ての造形がとても良い!エヴァよりも使徒の造形がホント好き!

最強の拒絶タイプ第10使徒の強烈な強さ、それに立ち向かうマリとレイ

レイの「碇君が、もう、EVAに乗らなくていいようにする!だから!」
このセリフはシンジへの想いに溢れていて、お気に入りです。

ここから怒涛の展開をみせるのですが、難解かつ意味不明な、でも熱い展開でほぼ勢いで見せていて、シンジのレイを助けたいという思いと意思が心を打つ。

≪簡易解説≫
第10使徒がレイと零号機を取り込む(使徒ではなくなり、リリスに触れても自爆しなくなる)

初号機が覚醒し疑似シン化第一形態へ(神に近い存在)、第10使徒を圧倒

バラルの扉が開く(人類の魂を一つにする)

レイと零号機を初号機が取り込む→疑似シン化第二形態へと進化
※レイはリリスの魂+零号機はアダムの体のコピー+初号機はリリスの体のコピー(知恵の実と生命の実が揃いかけている状況)

カシウスの槍がぶっ刺さり、エヴァMark.06で飛来する渚カヲル

※サードインパクトではなく、不完全(残りの使徒を倒していないから)なニアサードインパクトを引き起こしたのは碇ゲンドウ(Mark.06に阻止されるのも予想済)
※覚醒の確認と覚醒のまま停止状態の維持が目的(槍を引き抜くとインパクト)


そして予告へ・・・


もうね、怒涛の展開と意味不明なラストで開いた口が塞がらない。でも熱い展開で間違いなく旧作のエヴァを超えている!
と私は思っていました。。。(過去系の理由は・・・)

「Q」へと続く
やまひろ

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