やまひろ

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qのやまひろのレビュー・感想・評価

3.0
『希望は残っているよ。どんな時にもね。』

2012年公開、日本のアニメーション映画
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の3作品目

庵野秀明監督

前作「破」から3年、楽しみにしていた続編が公開、タイトルは「Q」とよくわからん表記だが、もちろん公開初日に観に行った。
観る前の自分は、とても楽しみにしてワクワクしていた。
観終わった自分は・・・何が起きたのかわからねー(ポルナレフ状態)に陥ったのである。

割と、難解な映画は観ている方だし、理解力もある方だと思っている。なのに、劇場で2回観ても、やっぱり何が起こったのかわからねーだった。

「序」「破」と王道とは言わないが、旧作とは違うストーリー展開がなされ、期待を胸に3年越しで楽しみにしていたのに。。。ほんと「わからない」その一言


そこから、9年が経過。最新作がやっと公開するってんで、久々に見たが、やはりわからない。

この「Q」という作品は、ある意味ヱヴァらしい作品なのかもしれない。
なんの説明もないままストーリーが展開し、キャラクターが意味深で小難しいセリフを呟き、ヱヴァと使徒が戦う映像描写・・・

TV版の最終回のような、意味不明な感覚が「Q」にはあると感じた。

なので、評価がとても付けづらい作品だと思う。


以下、私でも分かったこと
・「破」の予告が「Q」の内容ではなく、空白の14年間を指していること
・エヴァの呪縛で年を取らない、そもそも人間ではなくなっていること
・空白の14年間の間にサードインパクトが起きかけて、インフィニティが大量に出現、世界は破壊される寸前だということ
・初号機がヴンダーのエンジンにされていること
・初号機にはシンジの母親のユイとユイのクローンの綾波レイが取り込まれていること(破でレイを助けれていないとはw)
・カヲル君はシンジの幸せしか考えていないこと
・ゲンドウの策略により、カヲル君は第1使徒から第13使徒に落とされ、フォースインパクトのトリガーにされたこと
・マリが13号機のエントリープラグを強制排出したことにより、フォースインパクトが直前で止まったこと
・シンジ、アスカ、アヤナミレイの3人で歩きだしたこと

謎が多すぎるし、説明がないし、いろんな考察している人の動画などを観ないと全くわからない。
考察の中には、タイムリープ説や旧作からのQ説、パラレルワールド説など、様々な説が溢れている。

それでも、これがヱヴァなんだと、納得している部分もある。
謎がないヱヴァなんて、面白くないだろうしね。


だが、一番納得できないこと、いや許せないこと
それは、続編の公開が遅すぎることだ!

「Q」からすでに9年、いくらなんでも遅すぎる。
映画を制作するのに時間や費用がかかるのはわかるけど、それにしても時間がかかりすぎている。

この9年間の間に「風立ちぬ」の声優、「シン・ゴジラ」の制作をしている暇があるなら、ヱヴァに集中してほしい。
意図があるのかないのか、どうでもいいわ。。。

続編の「シン・エヴァ」、ついに公開と思いきや、コロナで延期とはwwwいつまで待たせるのだ。。。
やまひろ

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