やまひろ

銀魂 THE FINALのやまひろのレビュー・感想・評価

銀魂 THE FINAL(2021年製作の映画)
4.5
『天然パーマにロクな奴はいない』

2021年公開、空知英秋による漫画「銀魂」を原作としたアニメーション映画、劇場版第3作

2004年から少年ジャンプに掲載し、2019年に完結、単行本は全77巻
これまでアニメ映画2本、実写映画2本が制作された人気作品

私は1話目からジャンプで追いかけ、アニメも15年間見続け、終わる終わる詐欺にもめげずにアプリに移ってからも連載を追い続けていたファンです。
2019年に連載が完結したこと。今でも涙した記憶がある。

しかしながら、アニメが中途半端に終わったことが心残りだったが、昨年その続編が映画になると知り、歓喜したのだ!

とてもうれしかった。本当に

そして、公開初日に劇場へ。そこには私と同じファンが多く詰めかけていた。


「銀魂」という作品は特別な漫画、そしてアニメである。
どう特別かというと「なんでもあり」なのである。他の漫画やアニメ作品と平然とコラボ?(勝手に)し、時には政治家やタレントもディスり、下ネタはもちろん、宗教や反社などのタブーにも切り込んだメッセージ性の強い作品(ということにしておこうw)なのである。。。

今作なんて「鬼滅の刃」に完全に便乗した特典をつける始末wwwネットニュースになってて吹いたわwww

正直、他に類をみない作品だと思う。
空知先生はこの作品を「SF人情なんちゃって時代劇コメディー」と表現しているwww

「銀魂」が人気になり、15年も継続できた背景としては「アニメ」が理由だろう。
アニメでの声優陣の体当たり演出には、毎回毎回驚き、笑わせてくれる。


前置きが長くなったが、そんな「銀魂」がついに、本当の意味で最終回なのである。
涙無くしては観れるはずがない・・・


内容は・・・最高だった。ほんとに最高だった。

いつものおふざけやギャグはもちろんだが、15年間に生まれた人気キャラ達が総出演、声優陣の健在ぶり、音楽や作画のクオリティの高さ、そして感動のストーリー展開
もう最高だった。


最後の最後まで「銀魂」らしく、「銀魂」で終わってくれて、何も言うことがない。
作者の空知先生、ありがとうございました。※劇中で作者があそこまでイジられる作品を私は他にしりませんw


銀魂の原作漫画1話のタイトルが「天然パーマに悪い奴はいない」でスタートし
最終704話のタイトルが「天然パーマにロクな奴はいない」
今作の映画も同じタイトルで締められている。

1話目の伏線回収、お見事です(絶対違うと思うがw)


とにかく「銀魂」ありがとう
もう新作を見れないことが本当に寂しいが、最高のラストにしてくれて感謝です!
やまひろ

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