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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序の8637のレビュー・感想・評価

4.2
幻影、からの、ドカン、で、ATフィールド。創造主を連想させる血の雨。機体と人間が半一心同体状態...冒頭からハードモード過ぎる。
碇シンジの孤独感溢れる語り口からもすぐに分かる、全ての虚無感、洗練されきった完璧な世界観...
多分自分も世間の意見がなかったら理解できなかった。今でもその場の理解だけでしか追いつけないし、
だけど、再構築された映像だから、旧劇からのデジャヴと新感覚さが味わえた気がする。

そして、なんと言っても綾波レイが自分と同い年とは思えない程に魅力的。レイが映り、シンジの孤独感と合わさった瞬間、何故か蟠りを感じ、胸が痛む。

(制作サイド含め)病み切った人間の真髄が起こした所業は、何故か癖になる。自分も同じだと思いたくなる。自分も病むことで楽しくなっている。多分朽ちた自分を創り出している。だからこそこの映画にめちゃくちゃハマることが出来た。早く破Q観たい。
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