ピッツア橋本

トイ・ストーリー2のピッツア橋本のレビュー・感想・評価

トイ・ストーリー2(1999年製作の映画)
4.5
5・8『トイストーリー3』金ロー予習復習第二弾。

本作からたぶん未見。自分のように1と2の違いが曖昧だという人のためにもあらすじを追っていくと
アンディの家でおもちゃとして生きるある日カウボーイ人形ウッディの右手がちぎれるというアクシデントが発生。そのまま放置、からのヤードセール(自宅庭でのフリマ)に出されてしまうという仕打ちを受けるウッディとそれを助けようとするバズを始めとした仲間たちだったが、あえなく中年のフィギュアオタクに奪われてしまう。
そしてウッディを救出すべく、アンディ家のおもちゃたちによる決死の救出劇の幕が上がったのであった!

という入り方。

フィギュアオタクのキモさとゲスさが絶妙。こういったアイテムの転売先は日本なのかあ、90年代当時からオタクでお金持ちの国っていう認識だったのだろうか(笑)

そこでのウッディの新しい仲間との出会いによる、本作の最大のテーマ「子供たちにいま遊ばれるおもちゃとしてか、ガラスケースの中の鑑賞品としてあり続けるか」が実に興味深い。
おもちゃであり魂が宿ってる彼らにとってそれはまさに存在意義の選択である。
自分はどちらの在り方も否定できないなあ、そもそも君たちは尊い存在なんだよと申し上げたい(笑)
頭の中で「開運なんでも鑑定団」によく出てくる何万もするブリキのおもちゃが過ぎった苦笑

多分、どちらの方がおもちゃとしてより強く愛を感じながら存在し続けられるか、そこがポイントなんだと思う。

もしウッディがカウボーイじゃなくてお洒落なテディベアに生まれていたとしたら、このストーリーのラストはまた変わったのかも。

想像力掻き立てる名作だと思います。1よりは2の方が好みでした!
ピッツア橋本

ピッツア橋本