松田優作目当てで見ました。
演出が独特で、一見不要に見えるシーンもこの作品の異質さを際立たせている。
あと女性が着る着物など、全体的に美意識高い映像が溢れているなと感じました。
ストーリーは結構一本道ですが、演出が独特過ぎて「現実なのか夢なのか」って境界が曖昧なので、どこまでを事実として信じて良いのかわからないまま終わりました。
ただ、陽炎座崩壊からのシーンは松田優作の怪演含め、鳥肌立ちました
伏線回収したり、しなかったりなので
「え?いつそんな事起きたの?」と思える唐突さは終盤感じました。
役のせいなのか松田優作はちょっと影の薄い演技をしていて、原田芳雄の豪快さに飲まれてしまった感は少し否めませんでした。
火遊びも程々に。女の怨念は怖い
って感じの映画でした。