このレビューはネタバレを含みます
私はこれを観てパゾリーニ監督が大好きになった。物語は、ギリシャ神話に登場する王女メディアと夫である英雄イアソン、二人の悲劇が描かれる。
この辺は映画を観ただけだと分かりづらいので、事前にネットや本でメディアのことを知ってから観るといいかもしれない。生贄の儀式や死体の描写がグロいのでおすすめはしないけど、逆に言えば、そういうのが好きな人はきっと好きになる映画。
衣装や音楽がとても凝っていて、古代ギリシャだがロケ地はカッパドキアだし、音楽も三味線が使われているので、舞台美術を見るのが好きな人にも向いているかもしれない。
映画は出オチならぬ出ケンタウロスから始まる。ケンタウロス好きなので見てて最高に楽しかった。