YasuhitoArai

王女メディアのYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

王女メディア(1969年製作の映画)
3.8
ピエル・パオロ・パゾリーニ監督作品。
ギリシャ悲劇「王女メディア」の映画化作品。夫イアソンと出会い、家庭を築くまでと、夫イアソンへの復讐を二部構成で描く。

荒涼としたロケーションが美しい。はげ山の陰影がすごい。そして城を映したロングショット。最後も含めて火のシーンも良かった。

メディア役のマリア・カラスの顔面力。鼻がでかい。横から顔を映すと彫刻みたい。肢体をいきなり斧でぶったぎるシーンにびっくりした。

時折日本の琴の音とかが使われてミスマッチ感があるけど、それもいい。
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