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ザ・エージェントのBaadのレビュー・感想・評価

ザ・エージェント(1996年製作の映画)
4.3
公開時になんとなく見逃してそのままになっていたのですが、キャメロン・クロウの映画だと知り、配信にあったので家族と見ました。

スポーツ・エージェントの話と見せかけて、実質恋愛ドラマで話もわりと型通りなんですが、公開の時点で古く感じさせなかったであろう演出と脚本は見事。
キャスティングも音楽もとても良かったです。

レニー、これがほぼデビュー作なんですよね。恐るべき演技力です。

こういう普通の話をきちんと撮っている映画って本当に稀です。

にしても、○○してるとはいえ、付き合ってまだ半年ぐらいで、ドロシーさん相手にそこまできっちり筋を通すことを求めるの?と思ったりしたのですが、最初が肝心なのかもしれないな、うーん。

連れ子本当にかわいい。

で、あまり関係性変わってない気もするんだけれど、何が変わったかは見ているとなんとなくわかる。
なんとなくが大事なんだけれど、それをしっかり言葉に出す文化。トムの演じる主人公には難易度の高いことみたいだ。(多分、トム自身にも?)

『セイ・エニシング』、もう一度見たくなりました。

(恐るべき完成度 2021/9/8記)
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