このレビューはネタバレを含みます
人工知能α60が管理する未来都市、アルファヴィルでは、辞書から少しずつ言葉が消えてゆく。そして言葉を失った人間は思考を停止する。個人的思想は排除され、涙を流すなど感情を露わにした者は、プールで処刑される。勿論アルファヴィルには詩や芸術はない。
SF作品としては地味な画面ながら(普通にパリで撮影されたそう)、この恐ろしい設定には惹かれてしまう。
ポエティックな台詞の応酬はゴダール節。。
アンナ・カリーナに「ジュ...テ...エーム」と言わせるシーン、ずるいなと思いつつもニヤけてしまった。
元気です、ありがとう、どうぞ。