ShinMakita

緯度0大作戦のShinMakitaのレビュー・感想・評価

緯度0大作戦(1969年製作の映画)
2.0
東経180度緯度0度。油田探査艇が爆発に巻き込まれて海底に消えてしまった。搭乗していたロートン記者と田代博士、マッソン博士も行方不明となっていたが、実は特殊潜水艦「アルファ号」に救助されていた。国籍もなく、現代科学の常識を超えていたアルファ号に仰天する田代たちは、連れていかれた海底2万メートルの基地「緯度0」が、さらに彼らの想像を絶する平和なユートピアであることに面食らう。だが、緯度0は犯罪シンジケート〈ブラッドロック〉と敵対しているらしい。その首領マリクは、放射能学者・岡田博士を誘拐し、アルファ号を誘き出す作戦に出た。アルファ号艦長マッケンジーは、岡田博士を救出してマリクの持つ最新鋭攻撃艦「黒鮫号」と対決するため出撃。田代たちも彼に協力するため「アルファ号」に乗り込むが…


「緯度0大作戦」


東宝特撮映画。実にSFギミックとアイデアに溢れた作品だなぁと驚きますね。1950年代のクラシックSFやホラーの要素を取り入れつつ、海底ユートピアと最新科学技術という、もはや「ブラックパンサー」の世界観は本作のパクリではないかと思えてしまう相似っぷり。金ピカバトルスーツの万能ぶりや改造動物の着ぐるみ感など、ツッコミどこも楽しい一本。前半の潜水艦バトルとクライマックスの「秘密兵器」、そしてオチのスマートさが見どころですね。



にしても、ジョゼフ・コットンみたいな大物が出てくるとは…
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