ブタブタ

ピンク・パンサー2のブタブタのレビュー・感想・評価

ピンク・パンサー2(1975年製作の映画)
3.5
『ピンクパンサー』シリーズ。
昔ゴールデン✨洋画劇場で見た思い出。
あのオープニングテーマとアニメのピンクパンサー。
とにかく子供から大人迄楽しめるスラップスティックコメディの傑作。
国際的陰謀とか『007』みたいな基本シリアスな話しが土台にあってそれがめちゃくちゃなドタバタやギャグで埋め尽くされてて最後は何故かちゃんと解決してしまう。
『パタリロ』『エロイカより愛をこめて』など日本の少女漫画にギャグやスラップスティックを持ち込こませ多大なる影響を与えてると思う。
中でも意味分かんないのがクルーゾーの使用人で東洋人のケイトー。
ケイトーはクルーゾーの空手の弟子でもあり「隙あらばいつでも襲いかかって来ていい」
という約束の元、突然何の脈絡もなくクルーゾーに襲いかかって来る。
初めて見た時は「この人なんなの?」と全く意味が分からない。
『グリーン・ホーネット』でブルース・リーが演じた運転手カトーがモデルでガイジンは「カトウ」って発音出来ず「ケイトー」になってしまうから其れをそのまま役名にしたパロディ。
『ブラック・ウィドウ』のタスクマスター見た時、何の脈絡もなく突然襲いかかって来る「怪人」のキャラクター、これってケイトーみたいって思った。
BW自体がロジャー・ムーアの後期007の影響受けてる作品だけにもっとひっちゃかめっちゃかやって欲しかった。
タスクマスターは最高だった。
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