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すてきな片想いのchunkymonkeyのレビュー・感想・評価

すてきな片想い(1984年製作の映画)
4.0
「フェリスはある朝突然に」、「ブレックファスト・クラブ」のジョン・ヒューズ監督の初期作品。にしても邦題がダサすぎる!原題は"Sixteen Candles"で、16歳の誕生日を家族に忘れられたお気の毒な女の子の青春コメディ作品です。

キャストもかなりかぶっていますが、ずばり「ブレックファスト・クラブができるまで」って感じでしょうか?「ブレックファスト・クラブ」はやっぱりすごく洗練されているなと思う一方、本作はよりキュートでかわいらしい雰囲気が強くてこちらもよい味わい😊

金持ちのイケメンも、パッとしないオタクも、育った環境でキャラを押し付けられているだけで、本質は何も変わらないというジョン・ヒューズ監督の一貫した哲学が感じられます。終盤のほっこりするまとめ方もとてもよき。

恥ずかしいとは口で言いながら誰にでもかなりオープンにしゃべってしまう主人公の女の子など全体に若干現実味に欠けるのは、人によっては気になるかも。キャラ、スクールカーストの垣根の超え方も「ブレックファスト・クラブ」は特殊な設定で納得できるけど、本作は普通のパーティーなのでやっぱり違和感はあり。でも、描かれる彼らの心の内はとてもリアルだから、ちゃんと心を掴まれる。

まぁパーティーの残骸ヤバいな... が、掃除・片付け好きとしては、不快感どころか、すぐにあの家に直行して片付けを開始したい!と思ってしまいました😅

「セイ・エニシング」の彼(ラジカセ担いでるアレ)がチョイ役で出てる!
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