「ナショナル・トレジャー」シリーズなどを観て、タフガイのイメージが強かったニコラス・ケイジ。本作はそんなニコラス・ケイジの個人的なイメージを一新する、どことなく頼りなくて不器用な父親、という役柄で出演。
これがすごくハマってて、素敵。
脇を固める俳優達も、それほど有名ではないけれど素敵な人ばかり。
とくに当時24歳ながら14歳の少女役を演じたアリソン・ローマンには圧巻。
14歳ならではの若々しさと、ちょっと大人びてみたくなる心情を見事に再現している。
「どうせ濡れるなら泳いでみる」という言葉は、「どうせ騙されるならとことん騙される(あるいは騙す)」という登場人物たちの答えにも繋がっているのだろう。