ながたにえん

マトリックス レボリューションズのながたにえんのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

うわ〜もう超よかったっっ

スミスという対極の負にいる己を受容し、バランスを保つのでも崩すのでもなく、統合させてしまうというオチ。
ここにすべて因果や運命、和平や愛に繋がる真理が詰まってるのかなぁと。

選ばれし者、救世主、というのはその器を持っているかどうかが肝心なんだろうけれど、救世主に全てを託し、任せっきりにするのじゃなく、ひとりひとりが自分の役割を果たしきることがもっと大事なのかも。救世主の使命を果たせたのも、彼を本気で信じきって貢献した人たちのおかげなんだよね。
これ、現実にも言えることだと思う。

ネオが途中で盲目になってしまったのも、肉眼で見えているものではなく、心の眼で現実や真実を見ろってことなのかなぁと考察していて、なるべく感情を入れず、フラットな視点から観ると、あぁ!と閃きに似たようなインスピレーションを受けます。

いずれにせよ信じるって偉大なパワーなのね。

なかなか決着がつかないし、これで戦争が終わった!解放された!の説得力がなくて、ラスト、あの締め方ではちょい無理あるくない?とは思ったけど、結果よりプロセス重視ゆえ、なのかもしれませんね。