しちれゆ

ミストのしちれゆのレビュー・感想・評価

ミスト(2007年製作の映画)
3.8
「早まった・・・」この一語に尽きる結末😨後味が悪いと評されるこのラストは観客を喜ばせるためのオマケ的なオチであって(喜ばない人もいるせいで物議を醸してるのだが)そこに至る展開が主軸だと思う。わたし的にはとても面白かった。
謎のクリーチャーが人間の身体に産みつけた卵が孵化するところが大好き。あとお外に出ちゃった男の身体が真っ二つになるところも。さらには気味悪かったりグロかったりの描写と同時に宗教おばさんを登場させ人間の負の面を描いてみせたりで全く飽きさせない125分。田舎町の閉塞的な人間関係とか、似たり寄ったりの人間同士のしょうもない小競り合いも分かりみがあり過ぎた。一番恐ろしいのは人間の心、というよくあるパターンながらちょっとB級感のあるクリーチャーも楽しかった。
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