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エイリアン4のKentaCのレビュー・感想・評価

エイリアン4(1997年製作の映画)
3.8
シリーズ第4作で、前作から200年後の宇宙船を舞台に、クローン技術によって甦ったリプリーが軍人たちクルーらとともに、船内で養殖されたエイリアンたちと死闘を繰り広げる物語。

今まででいちばんゴア表現が強めだったなと感じるくらい、容赦のないエイリアンの暴れっぷりと人間たちのやられっぷりで、そんな中、逃げながらも必死に抗う主人公たちの生き様はシリーズ屈指の見応えがありました。

中盤に登場する複数の培養液あたりのシーンが絶妙にグロテスクで、残酷さがリアルに伝わってきて美術班の本気を感じましたし、
また、新型エイリアンの骸骨的で新機軸なデザインも、目の部分から表情や感情が存分に伝わってきて、初めてエイリアンに「切なさ」を感じるという新体験ができました。

個人的には『エイリアン』シリーズ、本作で巻き返したかなという印象です。
いよいよ『エイリアンvsプレデター』、楽しもうと思います。
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