【人間の醜悪を煮出した夢の町ドックヴィル】
全編ワンフロアスタジオで撮影され、家には最低限の家具や壁しか無く床には境界線と名詞がチョークで引かれ、キャストは最低限の役割を充てがわれた町人達という点でかなり攻めた作品。
会話の通じない感じとか作品の雰囲気は、ヨルゴスランティモスの初期作品を想起させる。
ドックヴィルの雰囲気とグレースの徐々に追い詰められて詰んでいく感じが、精神疾患になっていく仕組みのようで、ラースフォントリアーらしい
最後の方で超長い振りが効いてなるほどですねってなるか、ならないかで評価が分かれそう、自分は「うん、まぁ」って感じ…
他の作品ようにラースフォントリアーの多幸感のようなものを感じられなかったので辛め