ふぇりな

欲望の翼のふぇりなのレビュー・感想・評価

欲望の翼(1990年製作の映画)
3.0
香港映画強化期間その6🇭🇰
こちらも巨匠ウォン・カーウァイ監督の初期作品ですね。うーーん…残念ながら、「いますぐ抱きしめたい」に続き、こちらも私には刺さらず、微妙でした…。

はっきり言っちゃうと、レスリー・チャン演じる男がクズ過ぎてまったく好感を抱けませんでした。母親がいないとか継母だとか複雑な事情があるにせよ、だからといってあんたのくそ野郎っぷりは許されないからな??といいたいです。笑 どう見ても最低なのにあんなにモテるのはなんでなんでしょうか。世の中不平等ですよね。

ただ、相変わらず演出や画角が素晴らしいのと、警官(船乗り)とメイン二人のシーンは、傷ついた人間の心の奥に触れるような感覚があって好きでした。ウォン・カーウァイ監督は、人間の心の葛藤だとか、すれ違いだとかを描くのがうまいですね。

ところで、なんか見たことある人いるなと思ったら、「いますぐ抱きしめたい」にも出ていたマギー・チャンさんが出ているんですね。あまり香港の役者さんに詳しくないのですが、同監督の作品に複数出ているみたいですね!すごい。香港は化粧が濃くなくて、艶がある美人が人気なのでしょうか。なんて、なんとなく思っていました。

今のところ監督との相性があまりよくないのですが、「ブエノスアイレス」は割と好きだったはずなので、まだ好きな作品があることを期待します。
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