佐藤克巳

硫黄島の佐藤克巳のレビュー・感想・評価

硫黄島(1959年製作の映画)
4.0
硫黄島残留日本兵を大坂志郎が力演した宇野重吉監督の佳作。芦川いづみ姓名の違いは何だったのか不明だが、何故振られたかは分かった。帰還後の大坂を悩まし自殺した硫黄島での謎を、新聞記者の小高雄二が生き残りのもう一人佐野浅夫から証言を先ず取り、大坂の周辺の聴き取りを進め実体解明を目指したが、小高自体が悩みを深める。実は戦争体験者は戦地を忘れようとしていた。だから歴史戦で日本人の贖罪意識を刺激させたい、中韓と日本の極左のやり口は有効なのだ。
佐藤克巳

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