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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qの821のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

IMAXレーザー再上映にて鑑賞。初劇場エヴァ。
シンジくんが良かれと思ってやった事全てが裏目に出る、始終シンジくんが気の毒なターンでした。前作までの展開がポジティブだった分、今作から纏う雰囲気と鬱展開にアニメ版と通ずるものがあり、皆さんが既におっしゃっているとおりエヴァ味が出ているな〜と思いました。

とにかくシンジくんが可哀想で、周りの大人たち、ちゃんと説明してあげて!と思う。そんな孤独感に苛まれているところに自分と向き合ってくれるカヲル君の存在。カヲル君が本作では善人でよかったよ…。大画面で見たからか、シンジ君フィルターがかかったからか、カヲル君の麗しさがこれまでより倍増している感じがしました。

あと、アスカの成長も良かったです…。リスク織り込み済みで出撃するシーンとか。マリと連携をとって戦っているところとか。アスカがより一層好きになりました。(大好きだったミサトさんの見所が今回少なかった分。)

とにかく大画面で見れてよかった。冒頭の宇宙空間での戦闘シーンは実写のようなリアリティでしたし、ヴィレの戦艦の司令室のヴィジュアルと、戦闘用に変動する時のシーンがめちゃかっこよかったです。ものすごい臨場感でした。これ、昔からずっと追ってるファンの方々は劇場で見る度に感無量なんでしょうね…。にわか仕込みの私でも、劇場初エヴァで感動してしまいました。

後半に入るにつれて、観てる側を置いてけぼりにするような展開がまたもたエヴァっぽかったんですが、色々と謎も残り、4作目がより一層楽しみになりました。
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