このレビューはネタバレを含みます
大人たちのワードチョイスの気遣いが致命的に無いよな。
ミサトさんの「あなたは何もしないで」って、意味合い的には前作の綾波の「碇くんがもうエヴァに乗らなくて良いようにする」と一緒なんだろうけど、言い方よ!!
今作から明らかにアングルが面白くなってるなぁ。あとキャラデザもちょっと変わったな。
カヲルくん、聞いたことは丁寧に教えてくれるし、肯定的に話してくれるし、謎の自己正当化も無いのでそりゃあシンジくんも懐くわ。"可哀想だと思うけどシンジくんを利用するしかない"大人たちみたいな、シンジくんに対する利害関係がないからフラットでいられるんだろうな。あと、大人たちは基本みんな(最前線と比べたら)安全なところから話すけど、カヲルくんはDSSチョーカーのリスクを背負ってくれたからね。
「エヴァに乗って良いことなんてない」→「2人一緒なら良いことあるよ」の流れからあの結果ですよ。鬼か?
カヲルくんの「第1使徒から第13使徒まで落とされた」ってセリフ、明確に"落とされた"って表現を使うんだよね。ユダかなぁ。
アスカはやっぱりなんやかんや優しくて面倒見が良いね。14年間の成長を感じさせられる。
黒波に「あんたはどうしたいの」って綾波レイを目指さなくて良いって解を示してくれるのも優しいね。
あと、カヲルくんの「元気少ないね」という言い回しが好きです。