トランスマスター

プンサンケ/豊山犬のトランスマスターのレビュー・感想・評価

プンサンケ/豊山犬(2011年製作の映画)
3.0
平壌とソウルを3時間で行き来出来る密輸人の物語。脱北した北朝鮮の高官から情報を引き出すため韓国の情報員が、平壌に居る高官の妻の脱北をこのスマグラーに依頼するところから話は展開していきます。

◆良い点/注目ポイント
・北も南も半島人の情報員の拷問は、エゲツないです。
・非武装地帯の国境越えのシーンは、毎回緊張します。
・主人公が、若い頃の松坂投手に、ヒロインのキム・ギュリは、ビビアン・スーと松たか子のいいとこ取り。
・主人公の国籍や言葉を発しないところが、ミステリアスで良い設定です。
・情報員同士の対戦がコミカルで良いです。

◆改善点
・脱北の高官は、祖国は裏切るは、若い妻への嫉妬心からDVまで行うダメなオヤジです。

◆総括
・韓流ムービーにしては、ズシンとくる重みが足りない感じでした。銃を使わず斧や刃物を使っていたら違った印象かも知れません。

-2019年85本目-