「生きることと神への願いと唄はひとつのものであった」
心地の良い三線に乗せて、宮古に残る、いや残してきた神歌について。
多くが苦しみから生まれた唄である。なぜ残すのか。歴史は繰り返すからか。ゆきゆきて神軍を見たときにも同じようなことを思った。なぜ伝承させるのか。
あらゆるモノ・コト・概念に溢れかえった現代で、本当に残していくべき人の営みは何なのか。
過去の権力者による人頭税という略奪はなくなった、しかし現代の権力者に神聖な場所や自然を奪われリゾート開発や軍事設備開発が不自然に進む。気づいたときにはもう遅い、とならないために残していくのかな。
現代の都市圏に産まれた者にとっては遠い過去の異国の話に聞こえるが、だれもが立ち止まって考えるべきテーマである。