セレクター以外（いや、セレクターも？）、何を観させられるかわからない、事前情報なしで映画を観る部活、「勝手に観やがれ」にて観る。
人間都合により、不遇な扱いを受け続けながら、あれよあれよとどこかへ行くロバのロードムービー。実験的な映像の数々と、目で語りすぎる演技派ロバのEO。悪運の強さで最後はなんやかんや、心地よい場所にたどり着けるのか、と思いきや、、
動物愛護の観点、人間の生活や趣味のための殺生、ロバ視点でいろんなことが映し出される。
この映画の中で、動物が移動するとき、それは人間の何かしらのエゴによって動かされていて、その動物たちは行き先を知らないし、行った先でどうなるのかも知らないまま移動させられる。不安だよね。
初のポーランド映画。自分ではなかなか選んで観なかっただろう作品に出会えた。こういう作品との出会い方は嬉しい。
