このレビューはネタバレを含みます
①ラスト、画面の向こうではふたりの男が笑い合っているのに観ているこちらは涙が溢れてきた。
1950年から3年以上続いた朝鮮戦争。その中でも過酷を極めた高地での攻防戦をある部隊を中心に描いている。
戦争の不条理が否応無く胸に突き刺さる映画。
「不条理」という言葉を調べると、
「筋道が通らないこと、道理に合わないこと」
…解ったような、解らないような。
この映画を観ると「不条理」という言葉がわかる。
②戦闘シーンも他の戦争映画に引けを取らない迫力で、その場面だけでも観る価値はアリ。
舞台となったのが高地での攻防戦の為、急な斜面で草木も枯れ果て隠れる場所がないという状況。
突撃すれば上から狙い撃ちで死体の山が増えていくばかり。
③ある理由から始まる最後の戦いは国にとっては重要かもしれないが最前線の兵士には不条理そのもの。
しかし、戦場で対面すれば小さな交流があった相手でも生きる為に必死に殺そうとする。
この最後の戦いからズシリと胸に迫り、この映画は「良く出来た戦争映画」のラインを突き抜けました。
主人公がずっと知りたかった戦う理由がラストで明かされる…「忘れた」
いかに虚しい戦争なのかを表している。
👇2019年追記
予備知識無しで挑むと最後の戦いが衝撃なんだけど予告編はネタバレが酷い!!
🎞予告編
https://youtu.be/sNY_QTtQLu8
2015/3/23 CS✍️
2019/2/6 Blu-ray