ベべべっち

敵との初恋のベべべっちのレビュー・感想・評価

敵との初恋(2011年製作の映画)
3.9
キム・サンホとユ・ヘジン

時は朝鮮戦争の時代。
北朝鮮軍に占領された韓国の村が舞台の物語。

実際の年配の方々のインタビュー映像が流れるので、内容自体も実話に基づいているっぽい?
(今作の情報が少な過ぎて調べきれない…)

邦題から連想されるように、北朝鮮軍の隊長と韓国の村の娘との恋模様が描かれる。
あらすじも知らずに鑑賞したので、勝手に一目惚れか何かだと思っていたのだけど、すでに10年前に出逢っていたという設定だった。

男の方はめちゃくちゃ覚えていて、女の方は全く覚えていないという、けっこうありそうなパターン。

前半の方は、村が占領されてシリアスな展開が続くかと思いきや、シーンによってはのほほ〜んとしていたりもして、わりと見やすい。

でも、今作はラブコメではなく、やはりそこは北と南の戦争もの。後半になるにつれて、じんわりと負荷がかかってくる感じがしんどい。防空壕のくだりとか。

作中でも1番頭を悩める北の隊長を演じたのがキム・ジュヒョク。
彼が想いを寄せるヒロイン役にチョン・リョウォン。

…。

正直、この2人よりもキム・サンホとユ・ヘジンが作品を支えていたと思う。
主演が悪いという意味ではなく、このコンビがスゴすぎた。

まだ全部観てないから言いきれないけど、ユ・ヘジンの演技が凄まじいランキングBEST10をやるとしたら、今作はおそらくランクインすると思う。

それぐらい圧倒的にユ・ヘジンの作品だった。

ユ・ヘジン加点0.1