shibamike

グッド・オールド・サマータイムのshibamikeのレビュー・感想・評価

3.0
かつてジョン・レノンは
「もし、ロックンロールに別の名をつけるとしたら、それは"チャック・ベリー"だ。」
と言ったそうな。

自分はミュージカル映画を何作か見たところ、偶然ジョン・レノンが自分に憑依し、インスピレーションが走った。
「もし、ミュージカル映画に別の名をつけるとしたら、それは"ジュディ・ガーランド"だ。」
と自分がアルタ前で呟いた瞬間、ジョン・レノンはオノ・ヨーコと天国へ去って行った。(生きてる)

っていうくらい見るミュージカル映画見るミュージカル映画にジュディ・ガーランドが出てくる。「いや、ジュディ・ガーランドが出てる映画ばかり観てるだけでしょ」と言われるとそうなのかも知れないけど、自分は正直、ミュージカル映画=ジュディ・ガーランドという方程式が出来上がってしまった。

で、この映画。ミュージカル映画の宿命なのかやはりストーリーは物足りなかった。しかし、ジュディ・ガーランドの歌声はグンバツであった。楽器店の男店員がある歌をお客のためにピアノ伴奏で歌うのであるが、それを聴いていたガーランドが「あんた、アタイに歌わせてみな!」とボーカルを横取りして歌うのであるが、まぁ上手いこと上手いこと!
おんなじ歌でこんなに印象変わるんだってくらい劇的に良く聴こえた。
このシーンが個人的に一番良かった。

あと、キートンが出てるのが驚きだった。喋るキートン初めて見た。階段に突っかかってヴァイオリン壊す所は、流石の貫禄。「何だったら、このお屋敷ぶっ壊せますけど?」と言いたげに見えた。

イマジン!ワーイズオーバー!ハッピークリスマス!オー、ヨーコ!
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