このレビューはネタバレを含みます
ジョン・ディヴァインのお下劣ショー
1970年
脚本、製作、監督ジョンウォーターズ。
久々の棚から一枚掴み。
アンチモラル作品。
新宿の輸入ビデオ屋さん「ビデオマーケット」さんで購入した本作。
ボルチモアの変態巨匠、ジョンウォーターズ。今は「ダーティシェイム」で引退したはず。
字幕つけて「クライテリオン」ブルーレイ鑑賞した。
基本字幕無し。英語なんで意味わかっていないのだが。察するに、。
中盤まではいつものジョンウォーターズ劇団のいつもの感じ。
ロン毛のいつもの男優さん。なんかショーをはじめるぜとアナウンス。ポルノ、ピュークと卑猥語連発。
小さなテント中は巨体のディヴァイン率いる演劇集団がいる。みせるのはまさしく
気味悪い光景
放送禁止行為
連発。
同性愛やら
性行為やら
気味悪いやら
アブノーマル行為やら
下劣、
変態行為やらなど。
「お~気味悪い」
とパンピーヒクヒク引く引くコメント。そしてやっぱり強盗、強奪、逃亡。
そこからディヴァイン家に行って、何やら痴話喧嘩。
そしてそこかしこでメイクラブ。
このディヴァインの絡みがなんか必見。存在自体異様なのに絡む感じがやはり迫力あり。まあ絡むといってもかなりの疑似丸出しだが。暴力シーンもかなり当たっていなかったり、スラッシャーシーンもカット割ってソフト。工夫グロシーンに終始。
ディヴァインの罵詈雑言は、なんか毎度どの映画もでてくるが、怖さあり。
そこから何やら幻想的シーンやら、ラストにむけて、とある計画やら一直線にみえて、驚愕のドリフのような異空間。これは映画本(中原昌也著)で読んだ記憶あってわかっていたので、ショック減退。
からのラストまでやはり
ジョンウォーターズの独壇場。
先読めない
滅茶苦茶
ナンセンス
行き当たり
ばっさりばったり
ラストに続きます!必見。
いやあこれぐらいパワー凄いなあ~。今こういう若手いないよなあ、つくづく思うが、日本映画も特に。
ジョンウォーターズ監督ありきのディヴァイン
ディヴァインありきのジョンウォーターズといっても過言じゃかいコンビだ。
ジョンウォーターズをビッグにしたのは、ディヴァインのおかげだろう。
さりげなくディヴァインのお家にラスメイヤー「ビィクセン」のポスターが張ってありリスペクト出演していた。ラスメイヤーはアメリカソフトポルノ界の重鎮だ。
いやあけど半世紀前のジョンウォーターズ作品がこんなに綺麗な画面で字幕ついて見れるのは凄い事だ。まあ綺麗な画面に華々しく飛び出る変態プレイと悪趣味たる人間達。
中盤以降はさながら
ジョンウォーターズの「神論愛と誠」のような展開。
最後の方では2019年ツイッター「ワンハリ」ブームで賑わす「シャロンテート事件」も如実に物語に絡む。けど本作見てもインパクトがあったんですね。髭の叔父さんはショックを受けていたみたいだ。
ラストもまるで怪獣映画のような感じ。本作の他の方のレビューは、絶賛、愛好レビュー多め。
ジョンウォーターズ劇団の悪趣味趣味怪獣ディヴァイン現る
脳内にこびりつく作品でありました。
さて
ジョン・ディヴァインのお下劣ショー
ダーティムービーファンのみどうぞ!
追伸
ジョンウォーターズの「ポリエステル」もクライテリオン発売したみたいです!欲しいなあ~、もち「フィメールトラブル」も(東京遷都時購入希望、アマゾンで買えるかな?)