YasuhitoArai

ソランジェ 残酷なメルヘンのYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

3.4
マッシモ・ダラマーノ監督作品。
撮影:ジョー・ダマト。音楽:エンニオ・モリコーネ。
イギリスの女子学園の体育教師である主人公エンリコは、川辺で女子学生のエリザベートと逢瀬をしていた。そんな時エリザベートが別の女子学生が殺害されるのを目撃してしまうが・・・という話。

犯人探し的要素は薄い。終盤になって犯人、真相が一気に明らかになる。犯人よりも、少女達の秘密が明らかになることに主眼が置かれてるように感じた。
残酷描写はそうでもないけど、女子生徒の殺され方がエグい。主題となっているソランジュは少ししか出てこないけど、陰鬱な雰囲気が良かった。演じたカミール・キートンがバスター・キートンの姪孫という衝撃。

エンニオ・モリコーネのメインテーマがとても良い。涙を誘われる。オープニングの赤く着色された画面と合わさった哀愁がいい。
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