子を持つ母として観ると違った見え方がする作品。自分の旦那の浮気相手に子供の迎えを頼むとか、OMG!としか思えないけど笑、そのあたりに違和感を感じさせないのはキャスト2人の異なる魅力のなせる技。
継母(ジュリアロバーツ)の嫌味のなさが、憎めないし本来同情すべきはずの母親(スーザンサランドン)が嫌なひとに見えちゃうときもあるくらい。
この作品のテーマはきっと、ゆるすこと。なのかなぁと思いました。
子を生む苦しみ、育てる大変さを体感してる身としては、スーザンサランドン演じるお母さんのほうに感情移入してしまって、自分の子供も奪われてしまうような気持ちになる場面では胸がきゅうっと苦しくなった。
でも、憎しみを溶かすのもまた子供への愛。実に難解で理解不能と言われればそれまでの関係性を魅力的なキャストが見事に暖かく演じきっています。