こぅ

クアドロフォニア -多重人格殺人-のこぅのレビュー・感想・評価

-
110/'23

変わり種好きチャレンジャー募集問題作!!

「僕が殺人を選ぶというより
殺人が僕を選ぶ」

俳優で、【ブレードランナー】の脚本を手掛けたハンプトン・ファンチャー初監督による、
【サイコ・スリラー】。

りょーこさんからのサス・マス使命(指名)レヴューの巻〜


青年ヴァン(オーウェン・ウィルソン)は、車で海沿いの小さな町にやって来た。
下宿しながら笑顔を絶やさず真面目に働く姿は、人々に好感を与えたが、その正体は…。


他に類を見ない
淡々とした静かなアプローチのサイコ物だ。
序盤でジャンルを提示しているのは脚本の ウエルメイド を暗示した。
直接的描写が無いし、ヴァンが見た目 爽やか好青年 である為、普通のドラマを観ている感覚であるも、しっかり違う、という異色の作風が出色。
◯◯人格も一般的な あからさまな差 がないのも特徴か。

敢えてグロい、
或いは気分害すようなヴィジュアル(殺し方)入れずもサスペンスとして充分成り立たせている。

ヴァンのモノローグ(説明)
があるから事態が分かり易いが、説明過ぎ⁈という印象も。

要所要所で夢か幻覚か⁈
ヴァンの願望か⁈末路の予見か⁈の具現化のやり取りが挟まれる構成もユニーク。

何故⁈⁈
やっぱり、シリアルキラー心理は、凡人では理解し難い人物というキャラ設定も抜かりない。

クライマックスは、
あからさまにサスペンスっぽく、世良さんあり、


ラストの
あん時のあの◯◯でドキッ!とさせる繋げ方が上手いよ!!


総評:
ストレートに描いたら なんて事ないスリラー をモヤッと、構成を工夫して見せたスリラーで、そこが魅力。
シンプルにシリアルキラーの派手さ(グロ、血)を求める者には不向き。
平均スコアの低さは、大多数がその向きという表れ。*


キャストについて:
・シェリル・クロウは、
37歳デヴューで20代役、序盤から美味しい役貰っているな〜。下手じゃないし。
・ブライアン・コックスは、
その風貌からもやっぱり毎度怖い印象。
・ジャニーン・ガロファローは、
ヴァンの恋人役で割と好きな体格。
・マーセデス・ルールは、
51歳には見えないし、セクスィ度はピカイチ。


*追記(8/17)
本レヴューは第一印象。
結果(考察)が正解なら完敗⤵︎⤵︎した作品。
騙された〜。
ジャケ◯と◯題は詐欺。
捻くれた強烈なミスド。
ズルいというか、無理あり過ぎというか、反則というか、、
一筋縄じゃいかない作品。
平均低スコアは、皆、騙されたままの証拠か⁈

珍作、異色作、問題作、傑作⁈駄作⁈


再度、チャレンジャー求む!!
こぅ

こぅ